私と深海魚と世界と

おいさんが思うこと、感じてきたこと、色々。

会いたいから会える人。

LINEってご存知ですか?

100%使いこなせている訳じゃないけれど、私も使っています。

それでなんやったか。電話番号検索を許可したんやっけか。何をしたんか忘れたんですが、知らない間に私の友だちリストにモニカさん(仮)が追加されていることに気づいた。そこから数か月。モニカさんの名前を見る度に、あー連絡したい、電話を急にかけるよりLINEでメッセージ送る方が迷惑じゃなくていいかも、でも怖い、忘れられてたらどうしよう、だれ?って言われたら私は一生立ち直れないだろう、っていうかモニカさんLINEしてるの?(失礼)等と、ぐるぐる考え続け。いつぞやのとある日の午後に意を決してええいとメッセージを送ってみた。

しばらく経ってから恐る恐る開いてみるも既読にはなっておらず。あー、なんかなー、やっぱりなー、モニカさんLINEしてへんよなー、と半分がっかり半分安心したような気持ちになって一人納得してたらモニカさんから返事が来た。一体、自分が興奮してるのか泣きそうになってるのか分からなくなりながらもやり取りをすること数回。その後急にモニカさんから電話がかかってきた。緊張しながら出てみると、聞こえてきたのはあの頃と変わらない懐かしい懐かしい声だった。この唐突に電話かけてくる感じ変わらんなぁと笑いを噛み殺しつつ、お互いの近況について話し合った。

モニカさんも私がLINEの友だちリストに追加されているのを前から知っていたらしく(娘さんが見つけてくれた。)、普段なら要らんから消してとお願いするけどルイゼさんのは残して欲しいとお願いしてくれたそう。髪も伸ばしてかわいいねぇ似合うねぇと私のLINEのトップ画を見て喜んでくれていたそう。いやもう全くかわいくないし今は髪も切ってもうててなんも名残ないし申し訳ないなとか色々言いたいけどモニカさんのトークの勢いが止まらなくて全く口を挟めない。小さい声で、髪は切ったんですけどねって言うたけど絶対聞こえてないやろな、この感じも昔と変わらんなぁと思いつつ、モニカさんの話に相槌をうんうんと打ち、最後はまた会おうねぇで電話を締めくくった。

 

モニカさん、私ね。

定時制の高校の卒業間近にモニカさんに「ルイゼさんは髪を伸ばした方が絶対似合うよ。」と言われてから数年間、ずっと髪を伸ばしてたんですよ。切らんのー?と何回か周りの子に言われたけど切らなかったのは、モニカさんの言葉があったから。それに、またモニカさんに会えますようにって願掛けの意味もあったんだと思う。まあ、色々あって去年切ってもうたんやけどね(台無し)。

まだしばらく会えそうもないけど。でももう、モニカさんは会いたいけど会えない人じゃない。会える。

また髪を伸ばそうかな。モニカさん喜んでくれるかな。